零崎数織の人間計算

□《 始 》
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嫌な予感がした。


電話が鳴った。


声が聞こえた。


泣きそうな、声が聞こえた。


そして、何かが落ちるような、



潰れるような、



そんな音がして、







電話は切れた。














『九十九先輩、姫ちゃん、



ちゃんと約束守りましたよ――』
 
 
 
 

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