漆黒の月、緑の未確認生物

□追われる者
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精神世界から戻ってきた一護は自分の部屋にあるベッドに寝転んだ。


「…暇だ…」


一護は上半身だけ体を起こし、ベッドに掛けてあった死神代行証(正式名称:死神代行戦闘許可証)を掴み、死神化した。


「久しぶりに尸魂界に行ってみるか。あいつらにもたまには顔を会わせなきゃな…。」


黒い着物の上から羽織られた白い羽織。
背中には『零』の字。

藍染惣右助の陰謀のとき、彼を倒したのは、紛れも無い、黒崎一護だ。
その実力が認められ、王族特務の隊長として今は高校生活と両立させていた。

勿論、その際に苦手だった鬼道を鍛えられ、今では楽々と放つことが出来、霊力もコントロールすることが出来る。

穿界門だって開くことが出来る。


「解錠!!」


背中に背負った斬魄刀『斬月』を顔の前に立てると、目の前に円状の門が現れる…これが、『穿界門』 だ。

一護は門を潜り、尸魂界へと向かった。
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