漆黒の月、緑の未確認生物

□月とカエル
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「くぉぉらぁあっっ!!」


少女の罵声が辺りに響き渡る。


「ゲロォ〜〜!!
勘弁であります!!」


そんな、現実ではありえない悲鳴が響き渡る。
悲鳴を上げたのは、ケロロ軍曹である。

「ボケガエル!!またあんたは何を企んでいるのよ!!」


ケロロの手には怪しい銃が握られていた。


「その銃は何なのよ?」


少女…日向夏美は銃をガン見する。


「この銃は霊の力を使って使うのであります!!」


ケロロは自慢げに言うと、夏美の顔は少し強張る。
夏美は幽霊等、ホラー系は苦手なのである。


「そんなの、信じる訳にもいかないでしょ」


夏美は鼻で笑うとケロロを上から睨んだ。


「夏美殿の強がりでありますな!」


その余計な一言で鉄拳の制裁が加えられたのは、言うまでもない。
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