忍夢と僕・2

□僕とならまるのお使い奮戦記
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鹿「……柚姫、ナルト。めんどくせぇから言いたくはねぇんだけどよ…」

佐「言うな、シカマル。多分、考えていることは同じだ。突っ込みどころ満載すぎだろう、これはυ」

アカデミーが昼で終わり、シカマルとサスケがナルトの家に遊びに来ることになった。

だが、ナルトは僕や羅月、鬼人や火影以外誰も家にいれたことがないもんだから、ずっとソワソワしている。

一度、家に帰ってから来ると言うから、僕とナルトは部屋の片付けをしながら待っていたのだが、二人は靴を脱がない。

『何をしている。いつまでも玄関に立っていないで、入ったらどうだ?』

鹿「いや、それはわかってんだけどよυ…めんどくせぇから一気に聞くぞ?」

そう言うと、シカマルは大きなため息をついた。

鹿「まず一つ、ナルトと住んでるのか?んで、なんでお前はナルトの下着をはいてんだ?υ…あと、テーブルの周りにある、あのカップ麺の量はなんだよυ最後に、ナルト、タンスの中に隠れてねぇで出てこいυ」

『質問が多いがすべて答えてやろう。異世界から来た僕に、家なんぞない。それから、これは下着という名のズボンだ、勘違いするな。カップ麺は僕とナルトのご飯で、これがないと生きていけん!!なかなか美味いぞ?それから……ナルト!!いい加減出てこい!!いつまで隠れているつもりだ!!』

あれから、緊張に耐えきれなかったのかタンスにこもってしまったのだ。

見かねたサスケは、「お邪魔します」と一言言ってタンスからナルトを引きずり出す。

佐「このウスラトンカチ!!何やってんだυ」

鳴「えっ……あっ…、別に…」

その後、僕達四人は他愛ない話をしながら盛り上がり、それは夕方まで終わることはなかった。

鹿「……あぁ、忘れるとこだった。母ちゃんに、お前ら全員連れてこいって言われてたんだったわυ」

シカマルの話によると、今まで友達と呼べる存在は二人しかいなかったらしく、両親に僕達の話をしたところ、夕ご飯を御馳走してくれるらしい。

僕のテンションはどんどん上昇していく。

『行くぞ!!是非お邪魔するぞ!!ナルト、さっさと着替えてこい!!僕達は外で待って「ウスラトンカチ!!お前も着替えんだよ!!下着で外に出ようとするな!!」はぁい!!』

最初、戸惑っていたナルトだったが、僕が真っ裸にさせようとすると、顔を真っ赤にさせ風呂場へと走っていった。

あんなに一人で風呂に入ることを拒んでいたのに、今ではもう男の子だ。
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