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□ボンゴレファミリー 忍びの道へ! 
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ここにきて、1週間がたちツナはいろいろなことを知った。
まず、ここは異世界。
自分のいる場所は木の葉隠れの里という里。一番偉いのは火影という人。
そして、この世界には忍びがいるということ。
奈々は自分の本当の母親ではなく、自分を拾ってくれた人であること。なので、父である家光はいない。
奈々はこちらの世界にいるが、こちらの世界にいる人はまったく知らない人だけだった。
獄寺くんたちも探したが見つからなかった。

さらに重いことがひとつある。それは、自分が今日からアカデミーという忍びになるための学校に通うということ
理由は
「だって、ツッ君には立派な人になってもらいたいじゃない♪」
・・・・・・・だそうです。はい。

というわけで、現在アカデミー。
周りには同じくらいの年の子が(といっても9歳)わいわいやってる。
「オレは火影になるんだってばよ!!」とか
「火影になるのはオレだ、な、赤丸!!ワン!」とかまぁ、いろいろだ。

「・・・・・ツナ!?」
もー、さすがのオレも9歳の子と友達にはなれないから他の子のところへ・・・ってその呼び方は・・・・!!
「山本!!」
オレは思わずその名を呼んで、山本は相変わらずの笑みで
「久しぶりなのなー。やっと知り合いにあえたぜー。」と言ってきた。
「じゃあ、山本も皆には会ってないんだ。」
「あぁ、その反応だとツナもか。・・・ま、俺等がこうしてここに来てるって事はみんなも来てるってことだからいつか会えるさ!!」
「うん、そうだね。」
そこで、鼻に傷跡がある先生がやってきて、座れーと言った。
山本はツナと一個離れた席だった。
「よし。全員そろって・・・・ん?席が一個空いてるな。」
そういえば、ツナの隣が空いている。
(・・・・だれだろ?)
ツナがそう思っているとガラッと扉が開かれた。
「おい、遅刻だぞ!!獄寺!!!」
(ご・・・・獄寺くん!!)
「うるせー!!姉貴の飯無理やり食わされてついさっきまで気絶してたんだよ!!」
いきなりけんか腰の獄寺に皆シーンとなりツナは(ビアンキ・・・・・のことだよね?姉貴って。)と別のことを考えた中、そんな空気をものともしない山本が
「ははっ!!獄寺、あいかわらずなのなー」
と陽気に言った。
「てめぇ!!野球馬鹿!!こんなとこにいたのか!!・・・・・ん?野球馬鹿がここにいるって事はもしや・・・・」
と獄寺辺りを見回すと、
「あはは、久しぶりだね。獄寺くん。」
笑顔で手を振るツナが目に入った。
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