Ifの世界〜もしおときちゃんが現代にやって来たら〜

□IFの世界〜もしおときちゃんが現代に来たら〜前編1
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一刻藩大名屋敷にて


未来さんが未来に帰ってからもう一ヶ月…

「早いなぁ…未来さんは元気にしてるんでしょうか…」

でも未来の生活ってどんなだろう……

人間が空を飛んでいたり…?
じゃあ空の雲も掴めるんでしょうか…??
あれって食べられるの…???
もし食べられたら味は…????


はっ!
いけないっ!よだれが…

「ねえ、おりんちゃんは未来さんは未来でどんな暮らしをしていると思いますか?」

「そうですね…遠くの人とお話できたり…とにかくすごいと思います!!」

「すごく気になると思いませんっ!?」

「おときさんまさか…
未来に行きたいなんて思ってませんよね…」

「………源内さんの装置を見に行きたいだけですよ…それぐらいいいですよね??」

「ダメですよ!本当に未来に飛ばされてしまうかもしれませんよ!そうなったら御前さまにどう説明すればいいか…」

「大丈夫ですよ!見に行くだけなんですから!見回りのついでですよ!さぁ、おりんちゃんも行って未来に思いを馳せましょう!!」

「本当に見るだけですからね…」


〜源内の装置前、遠野の屋敷跡〜

「すごい装置ですね…ここから未来さんが未来に帰ったんですか…」

「すごいでし
ましたね…あの日もこんな天気でだんだん雷が鳴り始めて…
私もあの日は大変だったんですから!雷の中暗い倉庫に捕らえられて心細かったです…
でもまあ、すぐに私の身元がばれたので客室に通されてお饅頭が運ばれてきたんですけどね!
あのお饅頭はおいしかったなぁ…
これならまたどこかの屋敷に忍び込むのもいいかもしれません!」

「あんまり危ないことしないで下さいよぉ」

「うぅっ…ごめん、おりんちゃん」
そうしているうちに遠くで雷の音がした。
あの日のように…

続く

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