Ifの世界〜もしおときちゃんが現代にやって来たら〜

□Ifの世界〜もしおときちゃんが現代にやって来たら〜中編4
1ページ/2ページ

そうこうしているうちに…


チャ、チャッ、チャーチャチャ、チャチャチャチャー、チャーチャラララララー……


「未来さん!携帯から音が出てますよ!」

「ああ、メールがきたんだ。
未々からだ。なになに…」

〜メール本文〜

どんな緊急事態なの
べつにいいけどね
汚さなければ


「……画面からの目線が痛いな…
やましいことなんて無いのに…
が3つもついてるぞ…」

「どうしたんですか、未来さん。
冷や汗が流れてますよ?
何かまずいめぇるでも来たんですか?
今度こそ見せて下さいよぉ!」

「わかったわかった…
こんな感じだよ。」

「これは…
一様許可は出てますけど何か白い目線を感じますね…」

「だよね…」

「まぁ、許可は出たからいいじゃないですか!」

「うぅん…」

「それより、その携帯、他に出来ること無いんですか!?
未来の道具ですから魔法みたいなことできますよね!?」

おときが目を輝かせる。

「まあ、写真とか撮れたりするよ。」

「しゃしん?」

「ええと、説明するより見せたほうが早いから……
おときちゃん、僕が携帯を向けるからじっとしててね。」

おときがぴたり…
そしてみるみるうちに顔が真っ赤に…

「息は止
めなくていいからね…」

「プハァー…
はっ、早く言ってくださいよ!
苦しかったです…」

「それじゃあ、はい、ポーズ!」

「ぽおず?」

この瞬間、おときは首を傾げてしまったので…

「まぁ、撮れたんだけどね…」

「どうなったんですか?
カシャッって聞こえたんですけど…」

「写真の音だよ。一様撮れたんだけどね…」

「見たいです!」

「はい。」

未来はおときに画面を向けた。

「わぁ、すごい!!
鏡に写ったようです!なんか顔が横に伸びてますけど…」

「さっき首を傾げたからだよ。ポーズな時に。」

「そうです!
そのぽおずってなんですか?」

「あれは、今から撮りますよ〜っていう合図みたいなものかな。」
「そうなんですか!
ならもう一回撮ってくださいよ!
今度は準備しておきますから!!」
「…じゃあいくよ!
はい、ポーズ!」

シャキーン!

「なるほど…
これがおときちゃんのきめポーズなんだね…」

おときは十手を携帯に突き付けていた。

「はい!これがきめぽおずです!
やっぱりきめると言えば十手ですから!!」

「おときちゃんらしいね…」

カメラに写った、毎晩毎晩磨か抜かれたおときの十手は光り輝いていた。


続く
→ちなみに…
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ