Ⅱ
□神の子と義兄妹?? ４６
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『おっ、やってるやってる』
今日は全国大会初日
あたしは大会の会場に化粧をしないで来ていた
『さて立海は…』
「ねぇねぇ君！可愛いね！名前は？」
トーナメント表を見ていると、突然オレンジ色の頭の人に話しかけられた
…この人千石くんじゃん
『…月華かおり』
「かおりちゃんか！俺は千石清純。“せいじゅん”って書いて清純ね」
『知ってるよ』
「え？」
千石くんは驚いて目を開く
『あたしテニス好きだから、強い人は大体把握してる』
「そうなの？いやー君みたいな子に知っててもらえるなんて。ラッキー！」
千石くんは嬉しそうな表情をしながらあたしの手を握ってきた
「次にそこのコートで俺の高校試合するんだけど応援してくれない？」
『…相手はどこ？』
「四天宝寺や」
そう答えたのは千石くんの声ではなかった
この声は…