☆短編本棚☆

□太陽みたいな君
1ページ/1ページ

「沙奈ちゃーん、こっち、こっち!」

私はいつも思う。また、病院から抜け出したのか・・・。

太陽くんが言うには、検査入院だから大丈夫、とのこと。

でも太陽くんはサッカーで抜け出す以外にももう1つ。 

私に会うためだ。私は、太陽くんのことが好きだから、

冬花さんには悪いけど太陽くんには注意なんてしない。

私が、太陽くん、というと彼はいつものように抱きついてくれる。

すごく嬉しいけど、いつもより強いような・・・。

どうしたの?って聞いたら沙奈ちゃんに逢いたかった、

と太陽くんは言った。

「沙奈ちゃんは、僕に逢いたかった?」

なんて、笑顔で言ってくるから、

他の女の子にも言ってるのかなって思うと涙がでてきた。

そしたら、太陽くんはすごく慌てたけど、

突然何かを思い出したようで私に言った。

「沙奈ちゃんに笑顔になれる方法を教えてあげる。」

そう言って太陽くんが私に、触れるか触れないかぐらいのキス。

「沙奈ちゃん、笑顔、笑顔っ!!」

そういって、次は沙奈ちゃんから、逢いに来てね、

それと、好きな子にしかキスはしないからっ!!

そう言って太陽くんは病院へ帰っていった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

短編を初めて書かせていただきました!

意外と、太陽くんが好きな管理人です!!

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ