☆長編本棚☆

□1、転校生
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別れた後・・・。

あの2人すごく、きれいで可愛いかったね!、って葵は羨ましそうに俺たちに言ってきた。

天馬くんと信助くんはそうだね!って言った後、狩屋もそう思ったよね、と聞かれたのでうん。そうだね、と答えた。

なんで俺に話し振るんだよ、と思いながら、明日が楽しみだという思いがあることに今はまだ気づかなかった。


「ねぇ、あの子絶対怪しいってお姉ちゃん!ねぇ、聞いてる??」

美桜は天馬くんたちと別れた後、この言葉を何回聞かされたことか・・・。

「お姉ちゃん!!!」

「なに?マサキくん、普通に笑顔がすてきで私のことも助けてくれたし、いい子だったじゃない。」

それが怪しいじゃない、とまだぶつぶつ言っている。

「お姉ちゃん、気をつけてよ!絶対に裏の顔があるよ。何年お姉ちゃんに寄ってくる男を追い払ってることか・・・。」

分かった、分かった、と言いながら

「あ、ケーキ食べれなかったね。そういえば本は買わなくていいの?家に出る前に何か買うって言ってきたけ..」

美桜は私の言葉を遮って、あぁぁぁーー、と
大声で叫んでた。

どんな本なの?、と聞いたら、エロ本だよ、と笑顔でお姉ちゃんも見る?って聞かれて私は・・・。

いいよ、美桜だけで、と答えため息しかでなかった。
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