猫の短い物語

□私と男の子と白い灰の五日間
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二日目

朝、起きると体中が電気が流れているみたいに痛かったが動けない事もなかったので体の異変に気づかないようにした。

小屋でやる事を全て終わらせて、森を抜けた先にある村に行った……そこでは、村人が私を腫れ物の様に見てきたが、無視してこの先一週間分の食糧と日用品などを買った。

小屋の裏で、野菜など作っているがどうしても肉や果物などは作れない。

そして、頻繁に村に行くと村人から殺されかけたり、物を売って貰えないからだ。

なぜなら白銀の髪に右が緑、左が青い眼をしている私の容姿は村人からすれば、奇妙で恐ろしく見えるから。





一週間分の食糧と日用品を小屋に置くために小屋に入ろうとするが、小屋に背中を預けるように座り込んでいる十歳くらいの黒髪の子供がいた。

「この小屋に何か用?」

子供は私の声にびっくりしたのか、直ぐに立とうとしていたが、立てなくて泣きそうになっていた。

「………はあ、足見せて?」

子供は男の子だと分かった。

男の子は若干、挙動不審になりながらも両足を出してくれた。

足は所々血が滲んで、靴はもう使えないくらいにボロボロになっていた。

私は男の子を小屋の中に入れて、椅子に座らせた。

塗り薬を傷ついた足に塗りたくり、包帯を巻いてあげた。

「君がどっから来て、何をされたかは聞かない……無理に聞き出そうとも思わない」

だから、今は眠りなさい……

男の子は私に身を預ける様に眠った。
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