作詩用

□そらのなみだ
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【茶色い溜息】



嵐の夜から枯れたイチョウを横目に
冷たい風の道を歩く
始まりを告げる鐘の音が
遠くから聞こえた

わたしはまだ空っぽのままで
一歩ずつ前へ進むけれど
何が待つのか分からない明日へ
笑顔を向けなきゃ

書類が積み上がった机の上
わたしは静かに息をした
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