過呼吸



(症状と、その対処方法)

突然起こる、息苦しさや呼吸困難で死んでしまうのではないかと感じるのが、過呼吸と呼ばれている症状になります。

これはパニック障害の中でも、最も多く見られる症状になります。

過換気症候群とか、過呼吸症候群と呼ばれることもありますが、パニック障害の中の一つの症状だと考えて良いと思います。

過呼吸の症状が起こった時に、ビニール袋を用いたりして対処することもありますが、これは一種の「おまじない」に過ぎないのです。
しかし、これでも一時的な安心感が得られるために症状が収まることが多いものです。

つまり、もともと過呼吸の症状は体の異常から来るものではなく、死の恐怖に対する、とらわれから来るものですから、こういう「おまじない」的なものでも、ある程度の効果が出てくるものなのです。

むしろ、薬に頼るよりは、「おまじない」に頼る方が、まだマシだと言っても良いと思います。

薬の場合も、「おまじない」的な効果しかないのですが、この場合は、薬の副作用という別の問題が出てきてしまうのです。

このため、既婚の女性で、子供が欲しくても薬の副作用が恐いということで妊娠に踏み切れない人も多いものなのです。

なお、パニック障害から来る過呼吸は、その根本原因は神経症から来ていますから、森田療法の考え方を身につけていく中で、息苦しさや呼吸困難から来る「死の恐怖」対する「とらわれ」が薄れてくることで、少しずつ根本的に改善してくるものなのです。

ただ、このためには、ある程度の時間が必要になってくるのです。

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