ひきこもり
(症状と、その対処方法)
パニック障害から来る予期不安のため、外出できず、ひきこもり状態になるという人も多いものです。
そして、この状態が長く続くと、心の中まで、鬱々としてきて、いわゆる、「うつ状態」という状態にもなりやすいものなのです。
つまり予期不安に引きずられた不健康な生活の形に引きずられて、心の中まで不健康な状態になっているのが、パニック障害の場合の、「ひきこもり」だと言って良いと思います。
しかし、これは、純粋な、うつ病から来る、「ひきこもり」とは全く異なるものなのです。
今は専門の精神科の先生でも、パニック障害つまり、神経症から来る「ひきこもり」と、純粋な、うつ病から来る「ひきこもり」を一緒に考えていることが多いものなのですが、これは、全く原因の異なることなのです。
そして、このために、その対処の仕方も正反対になってくるのです。
純粋な、うつ病から来る「ひきこもり」の場合は、無理をせず、周りから励ましたりせず、とにかく、ゆったりした生活を送るようにしていくことが大切なのですが、パニック障害から来る「ひきこもり」の場合には、逆に、少し無理だと思える位に頑張るようにしていくことが大切なのです。
ただ、ここで闇雲に頑張ってしまっても、これでは、なかなか良い方向には向いてこないものなのです。
しかし、森田理論に沿って正しい方向の努力を積み重ねていくと、少しずつ良い方向に向いてくるものなのです。
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