心悸亢進
(症状と、その対処方法)
パニック発作の時に、突然、心臓がドキドキしたり、バクバクしたりすることが多いのですが、これがパニック障害の場合の心悸亢進という症状になります。
誰でも、運動したりした後はドキドキしますが、ここで言っているドキドキというのは、突然起こる「死の恐怖」を伴うものなのです。
つまり、心臓のドキドキや、バクバクがあまりにも激しく、このために心臓発作になって死んでしまうのではないかという不安を感じるのが、ここで言っている心悸亢進ということになります。
ただ、心悸亢進の場合は純粋に心臓の異常から来ることもありますので、一度、病院で診てもらって、心臓などには特に異常が見られないという場合に、パニック障害から来るものだと考え対処していくことが大切だと思います。
つまり、何でもドキドキであれば、パニック障害から来ていると考えてしまうと、これは非常に危険なことになってしまいます。
ですから、心臓や脳など体に異常がないということを確認した上で判断していくことが大切だと思います。
そして、この場合の心悸亢進であれば、その根本原因は神経症から来ていますから、森田療法の考え方を身につけていく中で、ドキドキやバクバクといった心臓の違和感から来る「死の恐怖」対する「とらわれ」が薄れてくることで、少しずつ根本的に改善してくるものなのです。
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