心因性めまい
(症状と、その対処方法)
めまいは貧血など体の異常から来ることも多いものですが、パニック障害の場合にもよく見られる症状になります。
外出中に突然、めまいを感じ、このまま気を失ったり死んでしまったらどうしようと不安になってしまうことが多いものなのです。
また、パニック発作の場合の心臓のドキドキやバクバク、過呼吸の場合の息苦しさと同様に、めまいや立ち眩みというのは、パニック障害の場合に典型的に起こってくる症状になります。
ただ、初めにも書きましたが、めまいの場合は何かの病気で体の異常があり、このために起こってくることも多いので、内科や耳鼻咽喉科などで一度、診てもらい、特に異常が見られないという場合に、パニック障害から来ている心因性めまいの可能性を考えた方が良いと思います。
ただ、パニック障害が原因の心因性めまいがメニエール病といった診断をされてしまうことも多いので、この点は注意が必要だと思います。
なお、パニック障害による心因性めまいであれば、その根本原因は神経症から来ていますから、森田療法の考え方を身につけていく中で、めまいに伴う「死の恐怖」が薄れてくることで、少しずつ症状が改善してくるものなのです。
ただ、このためには、ある程度の時間が必要になってきます。
つまり、薬などを飲めば、これですぐに治るという訳にはいかないものなのです。
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