07/10の日記

23:37
総司忌と黒猫と
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寝苦しい夜をお過ごしの皆さん、こんばんは。
今さら感満載ですが……先月行ってきた総司忌で感じたことを今日は書いてみます。


はい、お江戸ぎゃらりぃの二日目、六本木駅でダイヤさん、たまさんと待ち合わせ。
半年ぶりのダイヤさん、お初にお目にかかるたまさんとスタバで会って興奮気味の私の目に、
黒い着物姿の美女が目に入ったのです。

その方、白地に黒猫の描かれた帯を締めてらっしゃいました。
黒猫の目は紫色でした。


うおーーーー、オーダー品に違いない!!!


人さまのお召し物で勝手にテンションがMAXになった私。
道案内をダイヤさんに任せて歩いて行くと、
「この流れについていけばいいんじゃね?」
ってくらい明らかに女性の流れが。

その流れにのってたどり着いたのがここ。



わかり難いかと思いますが、周りにはぐるっと囲むように建物が建っていて、大都会六本木の中にそこだけエアポケットのように小さなお寺がぽんとそこにあるんです。

そこから、まるでディズニーランドのアトラクション待ちみたいに、墓所の周りをぐるっと並んで待つんですが、
駐車場で二人に会えたのが嬉しくてべらべらしゃべっていると、ふとびっくりする光景が。

お墓と駐車場を隔てる塀の上にですね、セメントが盛ってあって、そこに割れたガラスの破片が刺さっているのですよ。


いや、写真は撮れなかったです。なんだか撮っちゃいけない気がしました。


お墓に塀を越えて侵入する人がいて、その防止のために取った措置なのだろうと思いました。


その日は晴れて、日差しが強かったんです。
きら、と鋭くとがったガラスが光っていたのが、今になって印象深い。







沖田総司のお墓なんだなーって。
馬鹿みたいな感想ですが、ああ、これが沖田総司の墓なんだって。


昔修学旅行で、龍馬さんのお墓に行ったことがあるんですが、
大昔過ぎて記憶もあやふやなんだけど、そこでは龍馬さんのキーホルダーとか売ってたり、つまり観光地なんですよね。
だから、なんの下調べもせずに行ったので、おっきーのお墓も勝手にそんなイメージがあったのです。
沖田ファンが全国から来て、沖田まんじゅうでも売ってるような。(発想が貧困ですみませぬ)


だけど、違ってた。
(一年に一日しかお墓参り出来ないのだから、考えりゃ当たり前なんですが)


格好いいお店とか、ビルとか、ぎっちり詰まるように立ち並ぶ六本木に、そこだけ木立が並んで、空が見える。

近代的な街並みから一歩足を踏み入れると、まるで結界でも張られているようなanotherな空間が残っていて、非常に折衷している。
もちろん、その結界は白刃のごとくきらめくガラスの破片なんです。







沖田総司のお墓なんだなーって。(二回目)


ちなみにこれがお墓なんですが、


隣の石碑ばかり目が行って、見過ごしてしまったという・・・。(土下座)

なんかね、とってつけたように後から立派に立て直したお墓じゃないんですよ。
墓所自体もね、普通の人の普通のお墓が並んでいる。
だからすごくリアルに感じました。


ああ、ここで沖田総司は眠ってる。



六本木駅のスタバで見かけた、帯に描かれた黒猫。
あの紫色の瞳と目があった時から、私たちは結界の中に導かれていたのかも知れない。

・・・そんな気がしてます。


以上、時期外れ、そして見当違いかも知れないけど、私桃子の総司忌所感でした。







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