隔離部屋

□積年の思い
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※ いっぱんじん より最低でも5年以上後のIF
 少なくともレオと名前は成人済み
名前ががっつりと弱音を吐きます。ひょうひょうケロッとした名前のままでいてほしい方はバックしてください。


























「ちょ、まーじで!? んなことあったの!?」


「マジマジ、大マジ! ほんっとザップさんってさいてーだよね!」


「んなの最初からわかってたことじゃぁーん!」


「それでも耐えきれなくなる時があるんですぅー。俺だってもういやあの人って思うんですぅー」


お互いに真っ赤な顔をして顔を突き合わせる
子供のように唇を尖らせるレオに名前は机をバシバシと叩きながら笑うことで答える。酔っている所為で力加減が若干怪しくなっているのか机の上にあるチューハイの缶が衝撃でグラグラと揺れた。


机の上にあるのは空いた缶や、女性の腕力でおこった振動でも下手すると倒れるくらいに中身が減った缶が多かった。それでも中には数本まったく揺れない缶もあり、それはまだまだ中身が詰まっている。皿の上に有るつまみももう少ないが、まだ袋から出してないつまみはいくつかあった。


酒盛りを始めてある程度時間が経ったが、終わりというにはまだまだ早い。空けた缶をひーふーみー、と数え、いつもよりもちょっとハイペースに空けてしまったことに気がつく


ゆっくりとレオが立ち上がる。アルコールが大分回っているのか足元がおぼつかない



「っぐ……。のみすぎたぁ」


「どこいくのぉー?」


「ちょっとトイレ……。出してくる」


「おー。のどつまらせんなよぉ?」



立ち上がったレオに間延びした声で名前が声をかけてくる。壁伝いにトイレに向かうレオに若干怪しい呂律のまま手を振る。かくり、かくり、とした手の動きと相まって完全なる酔っ払いだ。まあレオもそうだが


部屋に転がっている缶の本数から計算すると酒の量は誰もが目を剥くぐらい突飛なほど多くない。ザップやスティーブンなどからしてみれば今レオの部屋に転がっている缶チューハイ全部を1人で飲んだとしても酔っぱらったりしないだろう。


レオはアルコールに弱くはない。強くもないが。名前も似たようなものだ


本人たちはアルコールに対する強さに関して金をかけなくても楽しめるからラッキーぐらいに考えているためまったく問題がないが、もしもこれが重度の飲兵衛だったら嘆くどころじゃすまなかっただろう
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