隔離部屋

□異物は異物同士で
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いわゆる神隠しのifです
刈り取る者お相手です
無理矢理です
つまりごーかんです
しかも異種姦になります
かなり特殊な裏になりますのでご注意下さい
読んだ後の苦情は申し訳ありませんが受け付けておりません
























ジャラジャラジャラ、と金属がこすれる音が聞こえる。今日の早紀は何か金属製の土産でも持ってきているのだろうか。そんなことしか考えていなかった。ベッドの上でボーっとしつつあくびをする。その時に気づけばよかったんだ。足音が一つもしなかったことに。気がつけばあんなことにはならなかった。


ガチャリとドアが開いた。



「やけにうるさいけど今日は何もってきたのさ……き……」



くる、と首だけをドアに向け、そのまま凍り付いた。ひゅっと喉が音を立てるのもどこか遠くに聞こえる。



誰が見ても化け物だと言い切れる者がそこにいた。




そいつには足がなかった


そいつには表情がなかった


そいつの手には武器が握られていた





ふわふわと裾が翻っている。そいつと目があった。目なんてないのにそうわかった。その瞬間に体を跳ねあげ、窓から飛び出した。これ以上ないくらいの満点の行動だった。速度も行動も逃げるルートも悪いところなんてなかった。ただ一つ悪かったのは相手がそれをものともしないくらい強大な力をもった相手だったということだろう。



クマや鳴上がいればその正体がわかっただろう。そいつは刈り取る者。死神とも呼ばれるこの世界の中でもほぼトップクラスの戦闘能力を持った化け物だった。
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