短編3
□薬指の約束。
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「ただいま〜!!」
薫「あ、愛梨!ちょお来て。」
「?」
薫「目、瞑ってや。」
「ん。瞑ったよ。」
薫「(指輪をはめる)」
「え・・・?」
薫「今は、そんな安物しかやれへんけどいつかは必ず本物買うたるから。今はそれで我慢してな?」
「っ・・・・(泣)」
薫「な、泣くなや。そんな嫌なん?」
「ちゃう・・嬉しくて・・・。」
徹「渋沢泣かせるなや(笑)」
「安物でもええよ・・・!(抱きつき)」
薫「おわっ!かわええ奴・・・。」
でも、必ず本物買うたるから。それまでは我慢してや。必ずお前は守ったる。その傷の付いた薬指に誓って。