リヴァミカ小説

□釣浮草と、少女の童話
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昔、母さんに教えてもらったあの話は何だったっけ?

確か、美しい少女が何もかもを信じすぎたがために、何度も殺されかける、あの話。

そのあと、その美しい少女はどうなったんだっけ?

思い出せない。

だけど。

私は何もかも信じるなんて、そんな愚かなまねはしない。

私が信じているのは、‘家族”だけ。


それなのに。


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