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□俺の、可愛い、『いもうと』
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「おはよう、お兄ちゃん!ご飯出来てるよ。」


「お父さん、今日はお買いものしてから帰ってくるね。」


「夏梨ちゃん、今日のお掃除当番、よろしくね。」




毎朝、皆とこんなやり取りをして、もう何年になるだろう。


気づけば私も夏梨ちゃんも、中学生。

学校も授業も大好きで、友達も皆優しくていい子で、私の生活はそれなりに充実していた。


そう。



充実していたのだ。




あの日までは。



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