小さな彼との青春
□第九話
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あれから2ヶ月が経過しようとしている
輝はというと部屋に閉じこもって勉強してる
ベストサーバー賞の盾はたくさんある盾の中に目立たないように飾ってる
「輝ー!!」
「なにー?」
「入院してる時テスト近いって言ってたけどテストっていつなの?」
「明日」
「え!!!明日!?」
「う、うん」
「え、学校行くの!?」
「い、行こうと思ってるけど」
「おぉぉー!!緊張するね〜!!」
「な、何で?」
「だってずっーと学校行ってなかったんだよ?自分の事忘れられてないかなっーとか、みんな変わったかなっーとかさ!!」
「特には…ー、で、でも出席数足りてないかも」
「え、留年は中学ではしないべ」
「だ、大丈夫かな?」
「だいじょーぶだって!!輝成績良いし」
「そうかな?」
輝が学校に行くなんて
でも行ったところで2週間後には冬休みだけどね
部活の子とかと話すのかな?
何か、不安だなっーー。
でも聞いたらだめだよねー
「テスト終ってもすぐ冬休みよね〜!!!」
丁度思っていたことをお母さんが言った
「そうだね」
「せっかく行くのに残念ね〜!!」
「う、うんでも、あんまり学校に居たくない」
「え、どーして?」
「顔合わせたくない」
「そっかーでも一回話しあってみるのもいいかもよ?」
「嫌だ」
「まぁ輝が良いって思う方でいいわよ」
「あ、ありがとう」