skytruth

□第七話
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「聞いてきーちゃん。
実はね私清菜ちゃんにいじめられてなんかないの。
全部メアリーちゃんと奏ちゃんなの。」


ってか信じるか普通。


言わされてんだろう、とかなるでしょ。



「言わされてるんスか」



やっぱそうなるよな。



信じないなら信じないでいい。
と私なら言うだろう。



イケメンで優しい黄瀬クンに私睨まれてるよ。



「違うの!

私がメアリーちゃんに清菜ちゃんにやられたって言えって脅されて。

今日の朝のも嘘!

私が落とされそうになった時に清菜ちゃんが私を助けて落ちちゃったの。

清菜ちゃんは何もしてないし、何も関係ないの!」




「あの、篠崎っちと時川っちに限ってそんなことありえないス!」




「聞くけど黄瀬くん。

あ、ちなみに私は1組の竹澤恵梨子。



黄瀬くんは篠崎や時川の事をよっぽど信頼してるようだね。



考えてみて清が桃井さんボジションでいじめられていて脅されていると。
そしたら黄瀬くんは桃井さんと同じように清を助けて、
桃井さんを殴ったりできる?
できないでしょ?
なのにどうして清にはそんなことできるの?
全然知らない人だから?
それとも人を殴ってみたかったの?

篠崎達を信頼しててそんな事をする筈ないと思うのも当然だよ。



私だったらそんなの信じる訳ない。




だから信じないなら信じなくても良い。



でしょ?清。」





恵梨子……。


何で私はこうなのに周りの人はみんな優しいのだろうか。



でも恵梨子………、








心は読まないでよ。
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