小さな彼との青春

□第九話
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「いってらっしゃい!!」


「気をつけてねー!!」


「行って来ます」


輝は普段学校に行ってた時よりも遅く出て行った


それは人と話したくないからだと思われる




学校に着くと、戸惑うことはなく教室に今まで通り入る


周りは驚いてるふうにも見える



「輝だぁー、おはよう」


「本当だ、おはようー」


この2人がバレー部で私と同じクラスの実緒と朱里



「お、おはよう」


「なに、何〜テスト受けに来たの〜?」


「う、うん」


「真面目だなっー、うちらは休みたいもんねー」


「ねー」


キーンコーンカーンコーン


「お、座るか」


「座ろ、座ろ」


黙って席に座る



それから4時間テストを受け私はそそくさと帰る



「お、おかえりー!!速かったねー!!」


「午前中だから、恋ちゃん大学は?」


「私も今日午前だけだから〜!!」


「あ、そうなんだ」


ごめん、嘘


心配で全然講義に集中できなくて帰って来ちゃった



「どーだった?」


「けっこう高得点狙えそう」


「そういえばさ、提出物出してないのに内申大丈夫なの?」


「うん、休んでる時にたまに実緒来てくれた時に渡してもらってたから」


「あ、そうなんだー!!じゃあ、大丈夫だね!!」


「そうだといいんだけど」


「大丈夫だってー、明日もテストなんでしよ?頑張れー!!」


「あ、ありがとう」


「どーいたしまして!!」


良かった〜、輝普段通りだ



明日もこの調子で頑張って欲しいなー!!!
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