小さな彼との青春

□第十話
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「部活に出るの?」



場所を変えて今は夕食をとっています



「嫌だ」


「え、どーすんの?」


「体力作りして、市民体育館とかに通う」


「体力作りねー!!2か月間なんもしてないもんね!!」


「市民体育館ってママさんチームに混ざるってこと!?」


「う、ん」


「人見知りで恥ずかしがり屋の輝が!?」


「成長したね!!」


「やっぱ、無理」


「あ、そうだ、恋ちゃんがメニュー考えてやればいんじゃない?」


「あ〜!!いいね!!私そういうの担当だったし!!」


「い、いいの?」


「うん!!暇だしね!!でもなー、さすがにレシーブは教えられないな〜」


「そうね、誰か上手な人に教えてもらえればいいと思うんだけど」


「あ!!」


「心当たりあるの!?」


「夕くんよ、夕くん!!!」


その名前を聞いて少しドキッとした


「あ〜!!!夕くんリベロだし、レベル高いもんね!!」


「で、でもさ、西谷だって自分の部活あるじゃん…」


「もう冬休み入るし、夕方からとかさ!!頼むだけ頼んでみなよ!!」


「わ、私が…!?」


「当たり前でしよ!!明日までにメニュー考えるからちゃんと夕くんに頼むのよ!!」


「は、はい」



西谷のあの言葉は何だろう


輝さんが好き?


って聞こえたけど輝さんのプレーが好き


とかそんな感じだろう


早まるな、誤って答えたりしたら恥ずかしすぎる!!!





でも明日、西谷に逢って頼まなきゃ


あと、高橋先生のとこ行って説明しなきゃ


何か楽しくなってきた、やっぱりバレーだよな!
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