小さな彼との青春

□第十一話
2ページ/6ページ




それから冬休みまでの短い間


恋ちゃんの言う通りに体力作りをした


恋ちゃんは冬休みが短いし、テストがあるからと言って最近では練習に付き合ってくれない



それに反して町内会のみなさんは行く度にいて教えてもらっている

やっと全員の名前も覚えられた




「輝はそんなにレシーブする機会なかったのか?」


「あ、はい、小学生ではセッターやっててオーバーばっかりで中学ではスパイクとサーブしかやっていなかったもので」


「通りでオーバーが上手い訳だ」


「確かにな、じゃあさリベロトスできるんじゃないか?」


「リベロトスですか?」


アタックラインからジャンプするあれだよね?


やったことないな


「セッターだったならタイミングあえばそんな練習しなくてもできるんじゃないか?」


「そう言うものですか?」


「そう言うもんだろ」


「まぁそれよりもレシーブができなきゃ意味ねぇけどな」


「ほら、やるぞ」


「は、はい!!」



リベロトスも今度やってみようっと



「輝はな、今のままでも正面なら上げれてる。でもなー、少しでもズレるともうだめだな。」


「あ、はい」


「腕より先に足動かして正面に入らなきゃな」


「はい」



町内会のみなさんは説明もわかりやすくてとても楽しい





明日からは冬休みで、地獄の特訓が始まる


町内会のみなんさんはお仕事や恋ちゃんと同じでテストが近いからっと


年が明けるまではもう交流はないらしい



「じゃあ、良いお年をー」


「はい」



はいって返事ってもしかして可笑しいかも


でもこう言うのよくわからないし



「恋ちゃんにもよろしくなー」


「はい」



こうして今年の町内会のみなさんとの練習は終わり
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ