小さな彼との青春
□第十二話
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男子のかたまりの中に小さい人がいて
スタメンになれたって言いたいけど、あの中には入れないな
結果出してからにしよっかな
試合で1回も経験してないし、舞い上がっちゃ駄目だよね
よし、帰ろう
最速で
「た、ただいま」
「お、おかえり、、どした?」
「つ、疲れた……」
「な、なぜ?」
「走って帰って、来た」
「あ、そうなんだ、そうだ!!スタメンどうなった!?」
「スタメン、なれた!!!」
「おー!!!!良かったねーー!!!超顔ニヤけてるじゃーん!!」
「そ、そんなことないよ!!」
「町内会のみんなにメールしよっと!!」
「あ、バレーボーラーの人にもお伝えください」
「あ、ハイ」
「輝スタメンどうだった!?」
「わ、お母さん!!」
お母さんが階段から駆け降りて来た
「なれたよっっ!!」
「おーー!!!良かった、良かった!!今日は御馳走だね」
みんな喜んでくれて嬉しい
頑張って良かった、努力は無駄じゃないんだっと思う