小さな彼との青春

□第十四話
2ページ/6ページ




1セット目は20対25



この点差はやっぱり輝がいないから?


確かに輝はサーブも凄かったし、アタックも打てば決まった



みんなアタックを練習した日数は相手に比べれば大分劣る


そのせい?





今も10対14差が縮まらない


「鈴木ー」


「はい!!」


うちが丁度15点目を決められた時だった



「次楠田に回ってきたら、出ろ」


「はい!!」


「それで、そのまま出ろ。川之内と2人並んで守備を高くして向こうのサーブに備える」


「はい!!」




玲花がBを決めてローテが回る


11対15



「いけ!」




「メンバーチャンジお願いします」



ピッー!!



「あ、晴希!!」


「晴希任せたよ」


「任せて!!」


実緒とすれ違いコートに入る


うん、やっぱいいこの感じ


燃える



「晴希、緊張してる?」


「ぜんっぜん!!寧ろ燃えてる」


「おー!!実緒と輝とは大違い!!」


「3本くらい決めるから!!」


「うん!!ナイサー!!!」


由歩の言葉を聞いていこうとしたら




「晴希」


輝が私を呼んだ





「ナイサー」



「もちろん!!」





輝に教えてもらったこのサーブで点を取る
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ