短編・番外編

□Love Situation
1ページ/5ページ





「ねぇ、同じクラスでそんな話した事のない女子に誕プレ渡されたらどう思うと思う?」


「え、それって西谷のこと?」


「まぁ」


「いつなの誕生日?」


「今日」


「まじか。え?用意してんの?」


「一応」


「じゃあ渡しなよ」


「迷惑じゃないかな?何で知ってんのとか思われないかな?」


「確かに、何で知ってんの?」


「千鳥山中学の卒アル見た」


「ストカー?」


「何でそうなるのさ」


「そこまでする?」


「しないの?」


「したことないなー」


「でもアイツなら普通に喜びそうじゃない?」


「そうだといいな」


「いつ渡すの?」


「放課後かな?」


「まぁ、ほぼ寝てるもんね」



私は友達の付き添いでバレー部の試合を見てから西谷に惚れてしまった



もともとは、いつも寝てるし、チビだしって思ってたけど


あんなに人を格好良く見えたのは始めてだった



話した記憶は、、、、



ペンを拾ってもらってありがとうとか


おはようと言われたり


って言う会話とは言えない言葉の交わし合い程度



ガリガリ君が好きってことしかわからないから


プレゼントは悩んだ結果無難にタオルとスポーツドリンクの粉末箱(以外に高かった)を買った



試合を見た感じでは3年の清水潔子さんというマネージャーさんがドリンクもタオルも用意してる感じだった



いらないかもしれないけど、使えない訳じゃないと思うから


渡そう!!
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ