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□文化祭〜内容が決定しました
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前回の奴+付き合っている前提がダメな方はスクロールしないでください。
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人が余りいない昼休みの屋上にて俺とこいつは飯を食っていた。
「はっ?メイド喫茶だぁ?」
「ええ、今日決まった私達のクラスの出し物は、メイド喫茶に決まったわ。貴方話を聞いていなかっでしょう…因みに男子も皆メイド服よ」
「はぁ!?俺はやらねーぞ」
大体何で男までやらないといけないのか…つか…
「お前も着るのか?」
至極当たり前のように顔色を変えずに言いやがったぞこいつ
「私だけ、普通のエプロンは無いわね…という訳で私も着るわ」
逆に、浮くから仕方なくとも聞こえるが…
「お前…コスプレを楽しんでるだろ…」
「そ…そんな訳あるわけないわ…まあ、猫耳なんてものは流石に嫌ですけど…ご愁傷さまです」
動揺が怪しい…つか、こいつ今なんて言った?
「おい!どういう事だ」
説明しろと睨む…が、慣れたように説明を始める…チッ初めの方は、可愛く怯えてたのにな…怯えられないことに安堵はするけど、まあその…その姿も可愛いと思ったりしていたわけで…ああもう
「寝ていた貴方が悪いのですよ?クラスで、5人猫耳やろうという話になって…その、皆さんいやがっていらっしゃったし、悪ふざけの一貫で一人は貴方に決まったんですよ?」
さも、寝ていた俺が悪いと…そうなんだが、何かムカツク。それを言い出したやつ後でしめる。
「暴力は嫌いです」
チッ、お見通しって訳か…やるけど…
「午後から、模擬練ですので逃げないでくださいね…」
猫耳は、ある意味看板ですのでとか腹のなかで思ってそうだなこいつ…
「あっ、その卵焼き美味しそうですね」
今日は珍しく俺の分もお袋が作ってくれた弁当…これはあれか…くれといってんのか?なら…
「口開けろ」
「はい?な…っ!」
色気もないな…
「何を…ケホッ…コホッするのですか!」
「とりあえず飲め」
まさか、そこまでとは…
「確かに美味しそうですねとは言いましたけど…ってこれ…」
「何だ…俺の、コーヒー牛乳だろ…それがなんだ…ああ」
間接キスのことか…まあこれは非常事態だったし…
「…ああって…もうこうなったら、絶対に当日逃がしませんからね…」
若干涙目で上目使いなのは凄く可愛い…可愛いが…
「嫌だ!!猫耳なんて嫌だ!!俺は絶対に行かねーからな」
「絶対に逃がしませんから…そして、写真撮りまくります」
おい…
「大丈夫です!!貴方の他にも男子で猫耳はいますから!!」
何の…いや少しは…でも慰めになってねーからなそれっ!
キーンコーンカーンコーン
「あっ!それじゃ行きますか…」
チッ
「逃がしません男子のメイド姿hshs」
聞こえねーよにいってるんだろうけど聞こえてるからなそれ…
「 貴方がいないとつまらないじゃないですか…」
チッ本当にこの女は…
「しかたねーな…今日だけは行く。けど、当日は行かない」
そう言えば、不服そうにしているけど嬉しそうで…
多分、当日も何だかんだでいくような気がするが抵抗はする。
「…ありがとうございます」
その控えめな笑顔に惚れたのは…