キミイロニソマリ【完】
□いわゆる放課後デート
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赤司くんがキャプテンになってから1週間と少し経ち、今日は練習オフの日。
授業が終わり赤司くんと一緒に教室を出る。
「赤司くん、今日遊びに行く約束してたの覚えてるー?」
まさか彼が忘れていることはないだろうが、今日1日どこに行くなどの話が全く出てこなかったので念のため聞いてみた。
「俺が忘れると思うのか?」
にっこり笑う赤司様。
「思ってません!」
「そうか、唯香は俺の記憶力がそんなに悪いと思っていたのか。心外だな。」
「もう、確認のため聞いただけでしょ!」
「ふふ、分かってるよ。」
端から見ると完全にリア充爆発しろ状態の2人だが、そんなことには気づかず。
「それで、どこに行くの?」
私はずっと気になっていたことをようやく聞いた。
「うーん、どこに行こうか。」