Poem

□Sapphire Blue
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君の純粋に隠された青玉を
狩りに行こう
手を出さないで

わたしは天使になりたいの




重ね合う 紡ぎ合う
屑から生まれた紬のように
汚し汚され二人で仕立てる織物を
愛と呼ぶなら

其れを身に纏ったとき人は
誰より優しくなれるでしょうか



懸想し合い忘れない
其の一瞬こそ永遠の琥珀



・・・



逢魔が時 大禍時
例え二人が災いの胤腹だとしても
左様なら、には未だ早いから
抱いて居てあげる

黄昏の光の中
運命の名を負った細い糸は鮮やかに
世界と違わぬ色をして



巡り逢う睦み合う
君に語る僕を騙る
幾許迄なら赦される?



・・・



君の言葉が隠し持つ宝石を
壊したい
愚かしい愛と清らな憎悪の狭間で
小さな心は揺れ動く

何時の間にか育ちすぎた愛は
燃え上がる憎悪と成り得ますか?



君の純粋に隠された青玉を
狩りに行こう
此の手を取って

道具は要らない
名も無い感情滾る心に君の手で
Sapphireの魔法をかけて頂戴



そしてわたしは青い瞳の天使になる


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