◇銀桜学園の日常
□エイプリルフール
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四月一日。昼休み。
『わっ、私、文芸同好会に入る!!』
いつもの面子でご飯を食べているといきなり乙葉がこんなことを言った。
皆、本気だと捉えなかったが唯一人…
「えっ、ホント!?入ってくれるの!?じゃあ今日いきなりでいいから放課後部室に来て!!」
信じてしまった馬鹿がいた。
―文芸同好会会長、宵月綺羅である。
言ってしまった手前、乙葉も断ることが出来ず、小さく『はい…』と言ってしまった。
―かくして乙葉の文芸同好会体験入部が決まったのである。
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