武神と巫女

□七,昔と今って全然違うよね
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刀のぶつかり合う音があたりに響く。


「すげぇ…」


土方がそう呟いてしまうほど、銀時と乙葉は互角の戦いを魅せていた。


『もうすぐ…』


戦いの最中、乙葉がそう呟いた。


「おい、何がもうすぐなんだ?決着ならまだまだ――」



バタンッ!


「!?」

「「Zzz〜」」


銀時が「つきそうにない」と言おうとしたその時、沖田と土方が倒れた。



―否、二人とも眠ったのだった。


「おいどうしたんだよ、コイツら!!大丈夫なのか!?」

『…大丈夫ですよ、眠ったとしても二時間くらいのはずですから。』


乙葉の様子がなんだかおかしい。そう思った銀時だったがその彼女の発言でさらに驚いた。


「乙葉、お前がやったのかよ!?」

『ええ。…あなたとは、本気で戦わないと勝てないのは以前から分かってることなので。』

「前、から?」

『まだ、気付かないんですか?』


前、と言われてもあの日乙葉が万事屋に運び込まれるまで、彼女に出会ったことがないと思っている銀時には全く見当が付かなかった。


「う〜ん…」

『…』

「…」


『…はぁー…。』


乙葉が短くため息をついたのと同時に。


バッと服が白の巫女の服から黒装束に似た服に変わった。





―そして彼女が言った言葉は…






『この姿で会うのは久しぶりだな、銀時。』



「…えっ!?」




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