武神と巫女

□十三、三つ買ったって最終的に…(略)
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〜万事屋side〜




「「「……。」」」

「いいか、万事屋…てめーらに最初で最後の頼みがある…乙葉はもう、分かってるな…?」

『勿論です。全力で遂行します。』

「ああ…それでいい。」


その時、乙葉の携帯が鳴った。


『もしもし…えっ!分かりました、すぐに行きます。
…ごめんなさい…緊急の呼び出しで…ここからは別行動で。』


そう言って乙葉は駆け出していった。


「いいか…時間がねぇから、一回しか、言わねェぞ……―」






〜〜〜〜〜〜〜〜〜





「真選組内で今何かが起きている。そういう事ですか。」


妖刀について鉄子に話を聞きに行った帰り道、万事屋三人は話していた。後ろにはもちろんトッシー。


「もしかして、土方さんもそのせいで真選組をクビになったんじゃ……妖刀にとり憑かれてあんな状態だったら何も出来ないですよね…。」


「さあな。まァ何が起きてようが起きてなかろうが俺達には関係ねーだろ。これ以上深入りはよそうや。」

「でもあの土方さんが、よりによって僕らに頼み事するなんて…。」



“『頼む…俺の…俺達の真選組を…護ってくれ。』”



一瞬だけトッシーから普段の土方に戻った時に、銀時達に言った頼み事。



「あのプライドの高い土方さんが………」

「………………」

「恥も外聞も捨てて人に物を頼むなんて…」


「あのォ坂田氏悪いんだが、」



突然、後ろで歩いていたトッシーが銀時に話し掛けてきた。


「実は今日、一人一個までのレアモノ美少女フィギュアの販売会なんだ。拙者としては保存用と観賞用そして実用用に三個揃えておきたい。そこで!諸君等に指令を下す。拙者と一緒に」


一気に三人はトッシーを蹴りまくった。


「てめーは少しは恥や外聞も覚えろォォォ!!」

「実用って何に使うつもりだァ!!」

「心配してんのがアホらしくなってくんだろーが!!」




そうして暫くボコボコにしていた時。




キキィィィィ!




一台のパトカーが四人の前に止まり、数人の隊士達が降りて来た。





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