武神と巫女

□十三、三つ買ったって最終的に…(略)
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「副長ォ!!」

「ようやく見つけた!!」

「大変なんです副長ォ!!スグに…すぐに隊に戻ってください!!」


慌てる隊士達に新八が動揺した。


「! 何かあったんですか!?」

「山崎さんが…山崎さんが、何者かに…殺害されました!!」

「!? やっ山崎さんが!!」

「屯所の外れで血まみれで倒れている所を発見されたんですが、もうその時には…下手人はまだ見つかっておりません。」

「とにかく!一度屯所に戻ってきてください!!」

「え…でも拙者クビになった身だしィ」

「そんな事いってる場合じゃないでしょ!サッ早く、」


そこで、銀時は見た。




連れて行こうとする隊士が土方の背後で抜刀する光景を。


「副長も山崎さんの、」



その時。


『そんな事させないわよ!!』



ガキンッ!


…突然現れた乙葉が抜いていない刀の鞘で隊士達を思いっきり殴ったのだ。


「乙葉!

(…あれ、なんかアイツいつもと服違うんじゃないか…?)」


銀時達は驚き、殴られた隊士達は頭を押さえた。


『みんな!早く!!』


乙葉の声に銀時達はパトカーを踏み台にして路地裏へと逃げて行った。


その後ろを乙葉も追った。


「しまった!逃げられたぞ!!」

「追えェェ!!」







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