Shadow Project

□序章〜再会〜
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「はぁ……」

私はため息を一つすると周りを見渡した

ありとあらゆる所にビルが立ち並び、空はほとんど見えない

もう慣れてしまったこの騒音も、今日は一段と大きく聞こえた

時は2XXX年←

ドラ○もんはいない。

そんな世界で私は生きている。

そして今日は日曜日で、学校が休みだ。

だからどうしたと言われると困るが、まぁ、休みなんだ。

貴重な休みの日に何故こんな所をぶらぶらしているんだと聞かれても「なんとなく」としか言いようがない。

今、私は中学生だが、こっちには友達がいないんだ。

気が合わない人ばかりでな…。

あと、こっちっていうのはこの都会のことで、私は小6の時にここにきた。

あっちにはまだ友達はいたんだ。

その中でも仲が良かった拓也と紡…元気にしてるかな…

拓也はへたれだったなー…そのくせ冒険好きで。洞窟に入ってすぐで泣いてたりしたっけ。

紡は誰にでも敬語使ってたっけな。敬語止めろって言っても「無理です」って…;でも親友だったことに変わりないか。

思い出したら会いたくなったな……
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