Baseballドラマ(仮)
□第四章
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「いやー久しぶりだな」
健太は嬉しそうに言った。
『そうだな…』
隼人は状況についていけず淡々と返事をした。
「今まで何処にいたんだ?」「彼女は出来た?」「ゆりあちゃんは元気?」
など質問責めにあっていると屋上のドアが勢いよく開いた。
「久しぶりーはやくーん」
そう言って亜樹は隼人に抱きついた。
隼人は今まで女子に抱きつかれた事などないのでパニックになっていた。
『亜っ亜樹?早く離れてくれー(>_<)」
すると隼人は後ろから刺すような気配を感じて振り返ると…
里英が怒りのオーラを出していた。
「隼人。まず亜樹から離れなさい。」
有無を言わせぬ様に言った。
なんとか亜樹を離すと
「正座」
『はい…?』
「正座」
もう人を一人殺せるくらいのオーラが出ていた。
『了解で…す』
隼人はやっぱり怒ってるかと思いながら里英の顔を見ると里英の眼は涙でいっぱいだった。