Baseballドラマ(仮)
□第五章
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気付けば隼人の眼にも涙があった
里英はそっと隼人の手を握った
「ごめんね…気づいてあげられなくて…ずっと一緒にいたのに」
そう言うと里英は隼人を抱きしめた
すると…
「あーっ!?里英ちゃんだけずるいー(>_<)里英ちゃんだけはやくんに抱きついてるー」
なんともさっきまで感動的な空気を吹き飛ばした
『「「ぷっ…ハッハッハ」」』
そんな亜樹を見て思わず里英も隼人も健太も笑いだしてしまった
『亜樹は本当に変わらないな(笑)』
隼人は今までの悩みが嘘のように消えていた
今はただただ野球をやりたいと思った隼人だった