Baseballドラマ(仮)
□第七章
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「ねぇきたりえ?スコアブック見てよ!工藤君このままだと完全試合だよー( ̄∀ ̄)」
と前田が興奮しながら言った
「本当だ!?全然気づかなかった!」
里英も興奮していた
「しかも6回まで打者18人対して奪った三振15個ですよ!?」
と大場も少し興奮気味に言った
(おかしいな…明らかに違和感がやっぱりある!でもそれを感じさせないピッチング…工藤君凄いな!)
大場はそう思っていた
白チームの最終回一番は一回と同じ羽村からだ
「「羽村ー!なんとかヒット一本」」
と大きな声が上がる
羽村がバッターボックスに立った
隼人と三島先輩バッテリーはまずは一回と同じインコースへのストレートでストライクをとり二球目は縦にわれるカーブで追い込んだ
(くそっ!カーブかよ!?次はなんだストレートがカーブか?)
羽村は考えていた
三球目は外にストレートを外した
続く四球目はボールからストレートになるスライダーで三振にした
「なっ!スライダーも投げれるのかよ!?」
そう言って羽村は下がって行った
続き河上は初球のカーブを打ち上げレフトフライでツーアウト
最後のバッターは健太だ
「ここまでやられるては思わなかったよ…でも俺は打つぜ」
気合い充分に打席に入った
(健太の奴すげー気迫…こりゃ半端な球投げたら打たれるな…)
(工藤も解るってるみたいだな!ここは一番厳しく行くぞ!)
サイン交換を終え三島はアウトコースいっぱいに構えた
そして注目の初球
《ズパン》
今まで一番いいストレートがミットに吸い込まれた
「うそっ!今の急速152キロでてるよ!」
マネージャー席はざわめいた
(嘘だろ…まだ球速上がんのかよ!でも打てない事もないはずだ)
健太の心は折れなかった
三島は再びアウトコースに構えた
《ズパン》
健太のバットは空を切りこれで2ストライク
(工藤!最後はこれだ!)
三島先輩はサインを出した隼人もそれに頷き振りかぶった
「ストライク!バッターアウト!試合終了!!」
『よっしゃー( ̄∀ ̄)』
「ヤったな!工藤!いや隼人!」
三島先輩は隼人の肩を叩いた
『ありがとうございますm(_ _)m先輩のリードのおかげです』
と二人は握手をした