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□林檎な君
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いつの間にか思ってた。
ずっと貴方の声を聴いていたいって。
いつからだっけかな?
気づけばいつも、
ヒョンが話す度に耳を澄ませるんだ。
メンバーが喋っている間も、
ふざけたり、騒いだり。
そんな俺が、気づいたらテイルヒョンの時だけ静かになる。
そんな自分に気づいたのは、ごく最近。
「ヒョン、俺の帽子知らない?」
「知らない。なに、ないの?」
ほら。
まただ。
また、知らず知らずに
耳を澄ましてる自分がいる。
ヒョンの声を聞くと、
なんかこう … 安心して
ずっと聞いてたい。って思う。
俺とは真逆の、アルトな声。
歌声が綺麗なら、
喋ってる声は、甘い … かな?
甘いのに、中毒性があって …
まるで林檎みたいだ。
「じふな!」
笑顔のヒョン。
あの優しい声で呼ばれて、
少し幼さの残る笑顔を向けられて、
なんだか胸が苦しくなった。
… 今はまだ、この感情。
気付かないふりしとくね。
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久々更新。
ちょっと書き方変えました。
リクエストにあった、ピュアな感じ … 。
ピュア … 難しい ( 汗
もっと 胸きゅん ← するようなやつ 、
書けると いいのにな 。