再び見つけた幸せ

□ 第一章「穏やかな日々」
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俺はPCのキーボードを叩きながらちらりと時計を見た時刻は午後9時を回っていた
残っていたのは俺と斎藤と櫻井だけだった
「土方さんそろそろ仕事を終わりにしませんと娘さんが…」
斎藤が話しかけてきた
「わかってるけどなこれ今日中に終わらせないといけないんだ」
わかってる結のことは俺が一番よく知ってる寂しい思いをさせていることも
結は近藤さんが遅くまで残ってみてくれてる
(早く終わらせよう)
再びキーボードを叩き始めたときに近藤さんが結を抱き抱えて入ってきた
「近藤さんどうしたんだ?」
「すまないトシ結ちゃんがトシのとこ行きたいって…」
俺は眠たそうにしている結を近藤さんから受け取り抱き抱える
「結どうしたんだいつもなら大人しく待ってるのに…」
結の頭を優しく撫でてやりながら聞いた
「おとうさんのおしごとのじゃましちゃいけないってわかってるけどさみしくて」
「ごめんな結寂しい思いをさせて」
結を抱きしめたまだ小さいその体を
すると結は眠そうに目を擦った
「結眠いのか?」
「うんねむい」
「わかったもう少しで終わるからなあとちょっと待てるか」
「うん結静か待ってる」
「よしよしいい子だな結眠たかったら寝てもいいぞ」
頭を優しく撫でてやりながら言う
「うんわかったねむいからすこしねるね」
「あぁおやすみ結」
「おやすみなさい」
そう言うと結は眠り始めた
俺が近藤さんに結をまた預けようとしたとき櫻井が話しかけてきた
「あの土方さんさえよろしければお仕事が終わるまで私が娘さん見ていましょうか?」
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