混迷∞青年記@ 第一章〜第六章

□第一章第五話
1ページ/12ページ

夕食後そのまま食堂で時間を潰していると春原がやってきた


『おお、お前らいたのか、空は珍しいなこの時間に』

『二十歳に合わせたのー』

『お前今日からだろ?…がんばれよ』

『あぁ…その話なんだけどな』


フロント係になったということを話し、これから受付でまず見学するんだということを伝える


『今日か…今日は確か奴だな』

『そうなの?』

『?』


あからさまに嫌な顔をする春原


『何かあるのか?』

『この店1番のトラブルメーカーだ』


参考になるのかそれ…
それに変なことに巻きこまれるのはごめんだぞ


『ああ…俺が変わってやりたい…』

『光一兄はできないんでしょ?お客多いから』

『畜生が…』

『へぇ…そうなのか。なんとか上手くやり過ごすよ』

『消えをつけろよ?あいつは1番苦手なんだ』

『落ち着いて光一兄ー…』


はぁ…
そういえば春原はタチから嫌われてるとか聞いたが
やっぱり色々トラブルがあるんだろうか


『じゃあそろそろ時間だから行くよ。またな』

『行きたい…そして殴りたい…』


何があったんだよ…

まぁそれは置いといて
こいつとの接点があると向こうが知ってるとは思えない


『じゃ、じゃあね二十歳!気をつけて』

『あぁ、行って来る』
次へ
前の章へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ