混迷∞青年記A 第七章〜
□第七章第四話
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「じゃあ明日ね、いつものカフェの裏口近くで待ってて」
『ああ。おやすみ』
「おやすみなさい」
誰との電話かというと彼女、由奈だ
大学はまだ夏休みに入っていない
本当なら夏休みび合わせればいいのだろうけど、彼女のバイトや彼女が実家に帰ることを考えると時間がなく
休日に会う事になった
『明日明後日といないのかあ…寂しいなあ』
『ひと晩くらいなんてことないだろ?嵩海も部活ないし、春原や龍崎も休み取ったって』
『だからこそだよ!皆いるのに二十歳だけ居ないなんて…』
『そこは悪いけど…彼女の都合もあるしさ』
『むぅ…』
空はベッドの上で頬を膨らましご不満の様子
けれど俺としてはここしばらく会えていなかった彼女だ
やっと会える喜びは大きい
今晩寝れるか心配…とまでは流石にいかないけど
『たまには学生達で楽しくやっててくれ』
『二十歳だって大学卒業したてのくせにー!』
もう4ヶ月近くたってるけどな
騒ぐ空に構わず俺は明日の予定を立てる
うーん、どうしたものかなあ…
金はいう程あったわけじゃないけれど時間は沢山あった大学時代が懐かしい
無駄に遊んでたもんな
あとバイト
とりあえずは近状報告ってことになるのか
なんかつまらない
何かいい事はないだろうか…