混迷∞青年記A 第七章〜
□第七章第五話
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二十歳に初めて会ったのは私が大学に入学したばかりの頃
サークルの勧誘を当時4年生だった二十歳ともう1人、寿樹先輩っていう人がやってたの
『へいそ、この可愛い新入生!是非うちのサークルにおいで!』
私と友達に先に声をかけてきたのはその寿樹先輩で凄く強引だったんだけど
二十歳が呆れながら寿樹先輩を止めてくれて、普通に勧誘のチラシくれたんだ
『勧誘の仕方ってもんがあるだろ!それじゃただのナンパじゃないか…』
『勧誘もナンパも結局はお誘いだろ?大差ねえっつの』
『あるって…
まぁ、こいつは置いといて。良かったら見学にでもおいで』
そのサークルはただ皆で集まって近所を散歩したり
ちょっと遠出したりするだけってところ
散歩サークルってところかな?
その時はまだ他のサークルとか見てみたかったからチラシだけ貰って帰ったんだけど
もちろんその時は二十歳はただの先輩だったし
むしろ寿樹先輩の雰囲気が苦手だった私は傍にいる二十歳もちょっとなぁ…って思ってたの
でも私も友達散歩とか旅行が好きだったからそのサークルに入ったんだ