混迷∞青年記A 第七章〜
□第八章第一話
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由奈と話がついたあの日
1通とある人からメールが着ていたわけなんだが…
それに返信したところ余計に会にこいと催促してきて
俺は頭を抱えていた
『はぁ…』
『どうしたんだよ携帯見つめてさ』
『いやぁ、ちょっとな…』
俺の部屋に宿題をやりにきた春原
空は友達との勉強会に行ってくる、と休みの日の彼にしては早い時間に起きて寮を出て行った
嵩海は安定の部活
龍崎は学校行事で昨日から2泊3日の臨海学校だ
『お前ももうちょっと高校生らしく友達と遊んできたりしたらどうなんだ?』
『友達結構離れてるからさ…遠くからわざわざ来てもらうのもあれじゃん?』
夏休みだからこそ遠くからこれる時間があるじゃないだろうか…
それはそうと本人も仕事があるし、あまりはしゃぐようなこともしたくないのだろう
けれど本心では遊びたいのか、ぐでーっとテーブルに潰れ
つまらなそうにシャーペンで消しゴムをつつき、転がし始めた
うーん、だったら俺が連れ出してみようかな
『なぁ春原、ちょっと出かけようぜ』
『いいけどさ…何処へ?』
『俺の元バイト先』