斎千前提世界用

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振り下ろされる拳はあっさりと避け、脛と股間に蹴りを入れ、すぐに足払いをして少女は10秒とかけずに隊士の1人を地面に倒していた。

「知ってるー?ある意味男の人のほうが急所ってわかりやすいよね☆」

いつもと同じはずの笑顔の中に見える黒さは少女の素直さの表れなのかもしれない……

数分後、少女は何事もなかったかのようにねこを追いかけていた

「そういえば教科書、日本史なくてよかったなぁ…」

屯所の中庭にある1本の木の上、少女はそこに登っていた。

ふと、その足元に立つのは沖田で

「壱華、今日千鶴ちゃんの手伝いするんじゃなかったの?」
「あ、忘れてた!今日繕い物するって言ってたから手伝うの!」

少女は躊躇いが見えないほど軽やかに木から飛び降りた。

それからすぐにもう1人の少女がいるであろう方へ走って行った

その横を沖田がついていく
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