斎千前提世界用

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まだ朝にも満たない時間
沖田は壱華を抱き寄せてゆっくりと眠りに落ちていく

労咳のままだったら、こんなに彼女を求めなかっただろうと思いながら

―――

「兄ちゃん!なんで総ちゃんに避妊具あげたの!!」
「おー、何?ヤラレまくった?」
「兄ちゃんのばーか!」

朝食前の時間、子供の様に怒っている壱華とそれを流している壱夜兄妹にとって
この程度の喧嘩は日常茶飯事だった。

「沖田さん、ほどほどにしてあげてくださいね?壱華ってば恋愛と無縁だったものですから」
「次からは気をつけますよ。壱華はこっち。」

すっかり沖田は壱華の家族に迎え入れられ、色恋沙汰の話でさえ普通に交わされている

「もー……今日文化祭の出し物決める日だったのにぃぃいいい!腰痛くて動けない!」

そう、夜が明ける頃まで行為は繰り返されていた為
少女の腰に負担がかかり、朝食の席まで沖田に抱きあげられてこれら状態だった。
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