斎千前提世界用
□番外編:お正月系
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「お母さんあけましておめでとう!んでおはよー」
「おはよう、壱華。明けましておめでとう。お年玉欲しい?」
「え、くれるの?」
朝の風景
母親の手伝いをしている少女は嬉しそうに目を輝かせていた。
「あ、そうだ。後で総ちゃんと初詣行くんだけど……壬と司連れて行っても大丈夫かなぁ……」
「そうねぇ……今年は2人きりでもいいんじゃない?別の日に私達が連れていくわよ」
「あー……人いっぱいいたら大変だもんね。じゃあお願いしていい?」
もちろんよ、と母親は返して。
出来立ての雑煮を運んで行った。
「じゃあ食べ終わったら行こうか」
「そうだね!結構近いとこにあるから歩いていけるよ」
―――
手を繋いで、寒空の下歩く2人。
周囲には他に人はいなく、2人きりの世界
白い息は空へと舞い上がる
2人が並んで願うことは…………